よくあるご質問
病気について
- 痔は遺伝しますか?
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初痔(特に内痔核)そのものは遺伝性疾患ではありません。
しかし、肛門上皮下の支持組織が脆弱であるタイプの人は痔になりやすく、こうした肛門の皮膚(粘膜)の緩さは遺伝的素因であると思われます。
当院でも、3代にわたって手術を受けたというケースが時々あります。
- 痔になりやすいタイプはありますか?
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上記の答えで述べた体質的要因に加えて、以下の環境要因を持った人は痔核が悪化しやすいと考えられます。
1)長時間座って仕事をしている方
2)タクシー・トラックの運転手
3)沢山お酒を飲まれる方
4)便秘、あるいは便秘と下痢を繰り返す方
5)妊娠・出産時
- 痔治療のアフターケアはどうしたらよいでしょうか?
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手術に至ったケースの場合に関しては、「手術半分・術後のケア半分」だと考えています。
肛門手術の場合、手術創が便に汚染されるのは避けられないことですが、余分な感染などを併発しないように創の状態を整えることが大切です。
もちろん、排便がスムーズであることは必須条件になります。
治療法について
- 痔は手術しないと治りませんか?
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まず、「痔」と言っても痔瘻、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)によって異なります。
このうち、手術しないと治らないのは痔瘻です。
痔瘻と診断されたら、痔瘻そのものを手術以外の方法(お薬)で治すことは出来ません。
痔核は、まず薬(坐薬や便通を整える為の下剤など)で治療するのが基本で、手術は薬で症状が改善しない場合の最後の手段です。ただし、この場合も薬で症状が収まるのであって、痔核そのものが消えて無くなるわけではありません。
切れ痔は、薬で治療するのが通常です。しかし、半年・1年と切れ痔が続いていて、潰瘍化したものや肛門が狭くなってきたものは手術を必要とする場合が多いです。痔(特に内痔核)そのものは遺伝性疾患ではありません。しかし、肛門上皮下の支持組織が脆弱であるタイプの人は痔になりやすく、こうした肛門の皮膚(粘膜)の緩さは遺伝的素因であると思われます。当院でも、3代にわたって手術を受けたというケースが時々あります。
- 痔のタイプによって治療法が変わりますか?
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もちろん、痔のタイプによって治療法は異なりますし、それぞれの程度によって、まずは薬から(保存的治療)始めるか、最初から手術的アプローチが必要なのかで違ってきます。
そして、何より患者さまのニーズに応じて治療の選択肢は様々です。
- 痔はどんな器具を使って手術しますか?
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痔核に対する手術では、基本的にメスと手術用ハサミしか使いません。
止血操作に際しては、バイポーラというピンセットで挟まれた部分に通電させて組織を電気凝固させる道具を使います。また、PPH法・レーザー治療は、当院では行っておりません。
痔瘻に対する手術では、電気メスを多用しますが、いずれにせよ特殊な手術器具は使用しません。
入院について
- 日帰り手術はありますか?
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患者さまのニーズに応じて、日帰り手術も行っております。ただし、日帰り手術だからといって麻酔・手術の方法が変わるわけではありません。
根治手術の場合は、最低でも1泊の入院をおすすめします。また、血栓性外痔核・肛門周囲膿瘍切開術などは日帰り手術(外来手術)で行います。
- 入院の費用はいくらかかるのでしょうか?
- 手術内容、入院期間により異なりますので、受付でおたずねください。
- お見舞いの面会時間を教えてください。
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当院での面会時間は原則、次の通りです。
- 平日
- 13:00~20:00
- 日曜・祝日
- 10:00~20:00
- 治療費の支払いはクレジットカードに対応していますか?
- 当院では、visa・JCB・master・ニコス・UFJカードでお支払い出来ます。